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舗装関係機械の詳細をご紹介します。

舗装関係機械

排水性舗装機能回復車

排水性舗装機能回復車は、空隙に堆積した土や塵埃などを洗浄・吸引することで取り除き、舗装の機能低下を抑制します。
ポーラスな構造の舗装は、雨水が舗装体内部の空隙を通って排水されることから、雨天時のハイドロプレーニング現象やスモーキング現象が抑制され、走行安全性が向上する効果がありますが、その機能は、空隙の閉塞によって徐々に低下していきます。

水平振動ローラ

 水平振動ローラは、車輪内に水平方向への振動を発生させる起振機を備えた二軸タンデムローラで、水平振動による締固め能力をもち、舗装の維持修繕および路盤から表層まで幅広く用いることが出来る振動ローラである。
 また、低騒音舗装など高性能な舗装の転圧にも使用することができます。

二層同時舗設式アスファルトフィニッシャ

二層同時舗設式アスファルトフィニッシャは、2種類の混合物を貯蔵するための2つのホッパで、それぞれ敷きならすための2つのスクリードを装備したアスファルトフィニッシャです。1回の施工で2種類の混合物を上下層に分けて敷きならし、締固めて仕上げることができます。

乳剤散布装置付アスファルトフィニッシャ

乳剤散布装置付アスファルトフィニッシャは、乳剤散布とアスファルト合材敷きならしの2工程を同時に行えるので、乳剤散布にディストリビュータ車を使用せず、フィニッシャがアスファルト合材を敷きならす直前に、乳剤を散布する装置を装備したものです。

RSS(ロードスキャナシステム)

このシステムはアスファルトフィニッシャのレベリングアームのほぼ中央に設置されたマストの上から、レーザパルスを前後方向に扇状にスキャンさせ、計測対象路面からの反射光をセンサが受光します。このスキャンによって得られた範囲(10m程度)中の測定データをもとに、長尺スキーを牽引することなく基準値となる路面平均高さを計測できるシステムです。

SAS(多連式超音波センサシステム)

非接触でロングスキーの効果が得られるシステムで、敷きならし面の不陸を平均化することにより敷きならし厚さの管理と平たん性の確保を同時に行うことが出来ます。
有効計測範囲が60cm程度と広く、厚さの制御、変更もディスプレイの数値を見ながら1㎜単位で設定でき正確且つ迅速な施工管理が可能です。

3D-MC(3次元重機制御システム)

3D-MCは、レーザー光線等に通信機能を付加し、離れた場所に設置された自動追尾式トータルステーションから、三次元設計データに基づいた高さ、勾配などの情報を重機側の受光器に送り、重機の作業装置に取付けられた油圧シリンダ等を直接コントロールするシステムです。横断勾配や平面形状の変化が大きい箇所の施工に適しています。

路面性状調査システム

路面性状調査システムは、道路舗装を維持管理する際に必要なデータであるひび割れ・わだち掘れ・平坦性(σ)などを測定し、そのデータを解析するシステムです。路面性状計測車により走行しながら測定するため、交通規制が不要であり、数百キロの延長を1日で調査することが可能です。

FWD(舗装構造評価装置)

 FWDは、フォーリング・ウェイト・デフレクトメータ(Falling Weight Deflectometer)の頭文字をとったもので、路面に錘を落としたときに舗装表面に生じるたわみ量を、複数点で同時に測定する装置です。複数点で同時にたわみ量を測定するため、路面のたわみ形状が得られます。測定は、非破壊で舗装を傷つけることがなく、一箇所毎に2~3分と短時間で可能です。