路上表層再生工法は、流動や摩耗によるわだち掘れなどで補修が必要となった既設アスファルト舗装を対象に、現位置において表層の加熱、かきほぐしを行い、必要に応じて新規アスファルト混合物や再生用添加剤を加えて表層を再生する工法です。
当工法は大別して、 既設アスファルト舗装の形状改善のみを目的としたリフォーム方式、既設アスファルト混合物の形状改善と同時に品質改善もできるリミックス方式、リミックスあるいはリフォームと同時に新規混合物をオーバーレイするリペーブ方式に分類されます。近年ではリペーブ方式のオーバーレイ層にポーラスアスファルトを適用する方法も開発されています。
切削オーバーレイ工法に比べ、騒音・振動の抑制や切削廃材の削減、CO2発生の低減が図れる環境配慮型の舗装技術です。
● 新規アスファルト混合物の使用量を節約できることと、
短時間に施工できるので一般交通や沿道住民への影
響が比較的少ないことからCO2の発生を低減できます
● 既設路面を廃棄することなく再生利用する
Reduce・Recycle工法です
● 工事に伴う騒音・振動が、切削オーバーレイ等の工法と
比較して小さくなります
● 既設表層を対象とした工法のため、基層以下にまで破
損の及んでいる箇所には適用できません
● 平たん性
● CO2削減
● 車両の走行により機能的破損を呈している表層路面