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物理系凍結抑制舗装(弾性体空隙充填型)

 物理系凍結抑制舗装(弾性体空隙充填型)は、塩化物などの氷点降下作用を有する材料を舗装に混ぜたり、ゴムなどの弾性材料を舗装路面に配置することで、雪氷の固着を防ぎ、氷板の剥離を促進します。これによって、路面の凍結を防ぐことが可能となり、道路交通の安全性と除雪効率の向上に寄与します。
 ポーラスアスファルト舗装の表面空隙にウレタン樹脂等から構成される凍結抑制材を充填し、その材料が持つ物理的効果を利用して路面の凍結を抑制する工法です。

● 弾力性のあるウレタン層により沿道騒音が減少し、静
  かで快適な乗り心地が確保されます。
● カラー化が可能です。カラー化により、安全性がさらに
  向上します。
● 路面の氷板が通過車両の荷重によって破壊され、除雪
  作業を軽減できます。

● 凍結抑制

● 積雪寒冷地域の車両の減速、停止が要求される箇所
  (急カーブ,急勾配,交差点,踏切手前)
● 積雪寒冷地域の路面状況の変化が著しい箇所(トンネ
  ル、スノージェットの出入り口,消融雪施設の背後部)
● 凍結しやすい箇所(山間部,橋面)
● 凍結防止剤の散布を低減させたい箇所(農地隣接箇所
  ,人家密集箇所)
● 除雪車の出動、凍結防止剤の供給・散布が困難な箇
  所(山間部)




凍結抑制舗装技術研究会 提供


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