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薄層コンクリート工法

 薄層コンクリート工法は、既設コンクリート舗装の損傷表面を蘇らせ、かつ有効厚さの増加に伴い剛性も増加するため、目地部の破損の抑制効果も期待できる修繕・補強工法です。
 既設コンクリートとオーバーレイするコンクリートを十分に付着させることが重要なので、既設舗装面を切削した後、ショットブラストまたはウォータージェットで処理します。接着強度をさらに高めるために、ウォータージェットとショットブラストを併用する工法や、ショットブラストと接着剤を併用する工法もあります。
 オーバーレイ用コンクリートは、現場の条件に合わせて鋼繊維補強コンクリート(SFRC)、超速硬コンクリート、早強コンクリート等が用いられます。

● 修繕後の路面がコンクリート舗装面であるため、耐摩
  耗性、耐油性、明色性に優れています
● 曲げ耐力およびせん断耐力向上の効果があります
● 有効厚さの増加に伴い剛性も増加するため目地部の
  破損の抑制効果も期待できます

● 摩耗抵抗性

● 明色・着色性
● 騒音低減
● すべり抵抗性

● 既設コンクリート舗装の機能劣化により、騒音低減・す
  べり抵抗性機能の回復が要求される箇所
● 交通荷重の増大に伴い、耐久性の向上が要求される
  箇所
● 道路橋コンクリート床版などの剛性(曲げ耐力やせん断
  耐力)の増加が要求される箇所



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