ポーラスアスファルト舗装は、走行安全性や環境保全の観点から非常に付加価値の高い舗装技術です。しかし、ポーラスアスファルト舗装(排水性舗装)では雨水等が浸透するため、下地となる基層面から、舗装が早期に破壊することがあります。この対策として、排水性舗装を用いる補修工事では、下層(基層)を含めた二層の補修をする等の対策が講じられています。
遮水型排水性舗装は、乳剤散布装置付アスファルトフィニッシャで、高濃度の改質アスファルト乳剤を、多量かつ均一に散布し、分解剤を散布し即時分解させると同時にポーラスアスファルト混合物を敷均します。これにより、混合物層の下部にアスファルト乳剤のアスファルト分が充填されることで、遮水層を形成し浸透してくる雨水等から基層を保護します。
本工法の活用により、通常の排水性舗装に比べ、基層を保護することにより剥離に起因する破損を防ぎ舗装の信頼性を高めます。また、基層を含めた二層構築する排水性舗装に比べ、大幅にコスト縮減をすることができます。
● 遮水層により雨水から基層を保護します
● 基層と表層の付着性能に優れます
● 乳剤散布から敷きならしまでを一工程で実施します
● 透水・排水性
● 防水・水密性
● リフレクションクラック抑制
● ポーラスアスファルト舗装を適用する修繕工事